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【日本中が涙した】22年後のクレヨンしんちゃん。 「しんのすけ」と「ひまわり」の成長した姿に涙。。。

      2016/05/26

ひまわりは、漢字で向日葵と書く。別名、日輪草。

……父ちゃん、母ちゃん、ひまわりは、名前に負けないくらい、太陽のような女性に育ってるよ。

――明日も、頑張ろう。

――試験二日目。

この日は体力試験。酢乙女グループが所持する、ドームで開催。

とりあえずジャージで出場。

他の軍人(?)様は、皆が白いタンクトップ。

際立つ筋肉。漂う漢達の匂い。

……暑苦しい。

――第1種目「100m走」――

オラの記録、16秒。

他の皆様、平均11秒。

いや早すぎでしょ。

――第2種目「懸垂」――

オラの記録、4回。既に腕がパンパン。

他の方々……平均100回オーバー……

どういう体の構造してんの……

――第3種目「ソフトボール投げ」――


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オラの記録、55m。

他の方々……100m越え連発……

野球選手でも目指しているのだろうか……

こうして、体力検査は進んでいった。

結果から言えば、オラが圧倒的最下位をひた走る形となる。

頑張ろうかと思ったけど、流石にもう無理だろうな。

他の方々が逞しすぎるし。

……そもそも、いったいなんの採用になんだろうか……

そして試験は、最終日を迎える。

「――今日の試験最終日は、実技です。みなさん、頑張ってください」

「イエッサー!!!!!」

年配の人は、そう話す。

他の方々は、元気いっぱいに答える。

実技の場所は、とある建設現場……なぜこんなところだろうか。

ていうか、実技ってなんだろう……

オラの不安を他所に、試験官はよぼよぼと話す。

「……今日は、試験責任者である、酢乙女あい様が見学に訪れています……お嬢様、どうぞ……」

すると、試験官の後ろからあいちゃんが出て来た。

「皆様、今日の試験、頑張ってください」

「ウオオオオオオオオオオ!!!!」

興奮する男共。

(あいちゃん、来てたんだ……)

あいちゃんはオラの方を一度だけ見て、小さく笑みを零した。

(あいちゃん……オラ、もう無理っぽい……)

そして、試験官は口を開いた。

「――さて……そろそろ試験を開始―――」

――その時……

「――全員動くな!!」

「………へ?」

突然、その場所に男の怒鳴り声が響き渡った。

その声の方向を見ると、そこには、銃を構えた数人の覆面姿の男が立っていた。

「ええと……これは……」

よく状況が呑み込めない。全員が、動きを止めていた。

すると覆面達は、銃を向けてさらに叫んで来た。

「大人しく、酢乙女あいを渡してもらおうか!!」

(これって……)

相手は、銃を持っている。酢乙女あいを連れて行こうとしている。

それが意味するのは………誘拐?

(えええええええ!!??)

いくらなんでも、えええええ!?

あいちゃんは老人の陰に隠れて震えている。

超大企業の御令嬢だからだろうか。誘拐して身代金って流れだろう。

不思議と、頭は冷静だった。

あまりに現実味が無さ過ぎて、第三者的立場にいる感覚なのかもしれない。

「――チョット待チナ!!」

「―――ッ!!」

突如、逞しい方々が覆面達の前に立ちはだかった。

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